投資信託にまつわる誤解
当記事では、投資信託に関して多くの方が誤解されていることをピックアップしてみました。
もしもこちらで解説しているような考えをお持ちであれば、ぜひこの機会に改めましょう。
まとまったお金がないと始められない
投資信託に限らず、資産運用をしたことがないという方の中には、「投資するためには大きな資金が必要である」とイメージしている方が多いのではないでしょうか?
一般的な投資に対しては、この考え方は間違っていません。
確かに、個人で行う株式投資や不動産投資は、数十万円から数百万円の大きなお金を最初に用意しておかなければ始められません。
しかし、投資信託はその通りではありません。
月々100円からでもOK
投資信託の多くは、最低購入金額が1万円前後となっているため、シンプルに1万円から始めることができます。
また、積立タイプの商品であれば、月々1,000円、ネット証券なら月々100円から購入できるようになりました。
投資を始めることに不安を感じている方や、まだまだ資金力のない若い方などは、投資信託を少額から始めてみると良いでしょう。
手間が掛かって休日も大変そう
投資をしている人は、お金だけでなく「時間」にも余裕がある、とイメージしている方もいらっしゃるでしょう。
おそらく、一般的な株式投資やFXなどから、このような印象を持たれているのではないでしょうか?
投資のプロが代わりに運用
しかし、投資信託であれば、平日は仕事に集中して取り組めたり、休日に家族や友人と好きなことをして過ごしたりすることが可能です。
投資信託では、実際の資金の運用に関しては、その道のプロであるファンドマネージャーが皆さんの代わりに行ってくれるため、パソコンやスマホの画面と毎日にらめっこする必要はありません。
不況が来ると暴落して大損
2020年の新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本だけでなく世界的な不況が続いています。
また、過去の話をすると、2008年にはリーマンショックと言われる大不況が訪れました。
このような不況に直面すると、保有している資産の価値は下落し続け、結果的に大損するのではないか、そのように考える方もいらっしゃるでしょう。
対応の仕方次第で損を避けられる
投資信託の価値が暴落したからといって、すぐに売ってしまうと、そのまま損失を抱えることになります。
しかし、景気というのはずっと悪いままではなく、じわじわと回復していくものです。
10年や20年という長い時間を掛けて、下落した分は必ずプラスに転じるでしょう。
もし皆さんが長期的な資金運用のために投資信託を保有しているのであれば、不況時には売却することなくそのまま保有を継続し、無理のない範囲で積立額を増やしましょう。